1.24.2018

アメーバ赤痢になったので、病院に行きます。



回の内容

■発症まで

■病院に行こう

■籠城しよう








様こんにちは・・・

まぎーです。



今回は同期病人第1号(?)記念!

ケニアの病院事情をお送りします。






いきなり結論から申しますと、

赤痢アメーバに感染しました。



まずは事の顛末から。












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ニア首都、Nairobiからマタツ(ローカルの乗合バス)に乗って3時間、ついに任務地のナクルに到着!(道中で隣のお姉さんと仲良くなり、結婚式に行くことになりましたが、それはまた別の機会に。)




4日間の滞在予定です。ワクワク。




夜はNakuruで活動している先輩隊員達にステーキをご馳走になりました。うまい!






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中仕事した後、Nakuruに小型商店を出しているディストリビューター達を訪問。井戸端会議+ボーイズトークで関係を作る(彼らの支援も任務のひとつです)。

夕方から、先輩隊員に連れられて家具屋さんを物色しました。(住居決定後にオーダーメイドするのが基本です!大型ソファー1万Ksh = 9千円から。)

家具屋さん街はスラムの近くにあるのですが、みんな路上でトンテンカンテンやってます。



夕食は近くで取ろうと言うことになり、先輩おススメのニャマチョマ屋(ローストした肉とウガリを一緒に食べる)に行きました。






スラム地区にあるため、お金のない人たちが主に使うお店らしいです。

錆びついたバラック小屋です。

薄暗く、ハエがいっぱいです。

少し傷んだ肉の匂いがします。



はっきり言って先輩からの度胸試しだったのですが、強心臓の筆者はなんも気にせず、「やったー」って。そこでニャマチョマを食べました。まあまあ美味いんすよ。これが。

そこでカメラを出すのは危険なので、写真は撮れませんでしたが、食べたニャマチョマは下のサイトの写真を50倍くらい汚くした感じです。

https://www.gadventures.com/blog/five-foods-you-must-try-tanzania/










その夜。



下痢1発目。



でも、辛いもの食べすぎた時のような感じだったので、「あーこないだのエチオピア料理かなー」と言いながら、特に気にせず寝ちゃいました。







1/24




早朝。目がさめる。

喉が渇いたから水を飲んでまたベッドイン。



10分後。。。



お腹痛い!



すごく痛い!






朝になって、下痢を2連射してから、JICAのほうに連絡。

「食あたりかもねー。一応病院に行ってね。」

と言うことで、病院探しなのですが、、、

「配属先に聞けばいい病院知ってるかも。」



ピ ポ パ。



まぎー
「ハロー。腹が痛いんだ。いい病院無い?」


カウンターパート
「オディンガ・オディンガロードの病院がいいよ。」


まぎー
「オッケー。Nitaenda!」


ということで病院に行きました。






病院に行こう!



病院に行くと、まずはreception(受付)。

ここで「consolidation fee」を要求されます。

あ、外来だから診察券用かなーと思いつつ、1000ksh(990円)払いました。



受付
「1000円受け取った。待合室で待っててくれ」



外来用の待合室で待機。

30分くらいで呼ばれて血圧と体温を計られます。

「オッケーまた待合室で待ってて」と言われ。



30分たち・・・1時間たち・・・



待ち時間の間に、患者さん達の様子を見ていましたが、圧倒的に子連れが多いです。老人ばかりがいる日本の病院とはだいぶ客層が違いました。



1時間すぎた頃、突然カウンターパートが病院の待合室に来ました。


カ「調子どうだい?」


まぎー「よく無いね。前に並んでた患者の問診が終わってからしばらく立つんだけど、俺の番はまだみたい。」


カ「ちょっと待っとれ。」


と、診察室へスタスタスタと入って行くカウンターパート。


カ「※◯%〆Him△・・・・」


何やら話し込んでから出てきて、


カ「こっちこい、見てくれるってよ。」


まぎー「あざぁぁっす!(話つけないと呼ばれないってどゆこと??)」


そうやって長く待った後診察へ。






医者「どんな症状だい?」


まぎー「えっと昨晩からダイアリアで、今朝からストマックエーク。」


医者「なんか食った?」


まぎー「スラムでニャマチョマ。あとエチオピア料理。」


医・カ「ぜってーそれだわ(爆笑)」


まぎー「日本人はお腹弱いから・・・」


カ「いや、あそこは俺でも行かんから。来ていきなり行くのは無理だろw」


医者「食あたりだと思うけど、検査するからラボに行って、これにスツールを入れて。」


まぎー「ん!?スツールってなんだ?」


医者「ほら、君ユーリーンとスツールやるだろ?」


まぎー「ユーリーンはおしっこだから・・・No.2のこと?」


医者「そう。」






ということで、ラボに行って検便。


ラボからその場で500ksh(500円)取られ、再び待合室へ。


20分ほど待っていたら、今度は診察室へ呼んでくれました。



医「アメーバいるな。


まぎー「アメーバ?どんな?」


医「これ。CYSTS OF E.HISTOLYTICA。」


まぎー「どっかで見たような名前・・・」


医「赤痢アメーバだよ。」


まぎー「!?  やばいやつじゃん!」


医者「薬ちゃんと飲めば治るからオッケーオッケー。隣で会計してきな。」






と言うことで、隣で会計(850ksh=840円)したらお薬をくれました。

お薬はタブレット2種類。

OenidazoleとOfloxacinを混ぜたタブレットと、

CYCLOPAMというタブレット。

朝夕の食事後に飲んでねと言われました。






部屋に篭ろう



病院を出ると、カウンターパートから、「今日はもう帰って休みなさい」とのこと。


まぎー「モチロンそうします!」


ということでホテルに帰りたいところですが、出張中でホテル住まいなので、病人食のゲットが難しい。ORSもナイロビに置いてきてるので、スーパーに行きました。



・・・ORS売ってない!

まじか・・・しょうがないからファンタで代用しよう。

ということでファンタを買い、いっぱい振って炭酸を飛ばし、取り敢えずそれで代用しました。

ホテルまで歩くのがかなりきつかったので途中でピキ・・・じゃなくタクシーを捕まえてホテルへ戻り、JICAへ連絡。



まぎー「赤痢アメーバいましたわ。」


医務員さん「あらあら。薬もらった?」


まぎー「はい。。。」



医務「それじゃ飲んどいてね。アフリカ隊員には多いのよー。大したことじゃないから、予定通りに帰ってくるといいから。今日はもう安静にね。」


まぎー「はい!(赤痢がよくかかるレベルとは・・・)」


ということで、赤痢にかかった事以外はスムーズに行きました。



痢と言えば、銃創を超えて日本軍の死因第1位だったように思いますし、年間10万人死んでると聞くとびびるのですが、ちゃんと薬を飲んで、水分をとれば大事に至らず治る病気だそうです。






今回の反省



明らかにヤバイものは食べない。好奇心と戦え!

病院ではアグレッシブに行かないと呼んでもらえない

ORSやアセトアミノフェンやロキソニンなんかは常に携行するが吉。






回は以上です!



もう寝ます・・・