1.24.2018
アメーバ赤痢になったので、病院に行きます。
今回の内容
■発症まで
■病院に行こう
■籠城しよう
皆様こんにちは・・・
まぎーです。
今回は同期病人第1号(?)記念!
ケニアの病院事情をお送りします。
いきなり結論から申しますと、
赤痢アメーバに感染しました。
まずは事の顛末から。
1/22
ケニア首都、Nairobiからマタツ(ローカルの乗合バス)に乗って3時間、ついに任務地のナクルに到着!(道中で隣のお姉さんと仲良くなり、結婚式に行くことになりましたが、それはまた別の機会に。)
4日間の滞在予定です。ワクワク。
夜はNakuruで活動している先輩隊員達にステーキをご馳走になりました。うまい!
1/23
日中仕事した後、Nakuruに小型商店を出しているディストリビューター達を訪問。井戸端会議+ボーイズトークで関係を作る(彼らの支援も任務のひとつです)。
夕方から、先輩隊員に連れられて家具屋さんを物色しました。(住居決定後にオーダーメイドするのが基本です!大型ソファー1万Ksh = 9千円から。)
家具屋さん街はスラムの近くにあるのですが、みんな路上でトンテンカンテンやってます。
夕食は近くで取ろうと言うことになり、先輩おススメのニャマチョマ屋(ローストした肉とウガリを一緒に食べる)に行きました。
スラム地区にあるため、お金のない人たちが主に使うお店らしいです。
錆びついたバラック小屋です。
薄暗く、ハエがいっぱいです。
少し傷んだ肉の匂いがします。
はっきり言って先輩からの度胸試しだったのですが、強心臓の筆者はなんも気にせず、「やったー」って。そこでニャマチョマを食べました。まあまあ美味いんすよ。これが。
そこでカメラを出すのは危険なので、写真は撮れませんでしたが、食べたニャマチョマは下のサイトの写真を50倍くらい汚くした感じです。
https://www.gadventures.com/blog/five-foods-you-must-try-tanzania/
その夜。
下痢1発目。
でも、辛いもの食べすぎた時のような感じだったので、「あーこないだのエチオピア料理かなー」と言いながら、特に気にせず寝ちゃいました。
1/24
早朝。目がさめる。
喉が渇いたから水を飲んでまたベッドイン。
10分後。。。
お腹痛い!
すごく痛い!
朝になって、下痢を2連射してから、JICAのほうに連絡。
「食あたりかもねー。一応病院に行ってね。」
と言うことで、病院探しなのですが、、、
「配属先に聞けばいい病院知ってるかも。」
ピ ポ パ。
まぎー
「ハロー。腹が痛いんだ。いい病院無い?」
カウンターパート
「オディンガ・オディンガロードの病院がいいよ。」
まぎー
「オッケー。Nitaenda!」
ということで病院に行きました。
病院に行こう!
病院に行くと、まずはreception(受付)。
ここで「consolidation fee」を要求されます。
あ、外来だから診察券用かなーと思いつつ、1000ksh(990円)払いました。
受付
「1000円受け取った。待合室で待っててくれ」
外来用の待合室で待機。
30分くらいで呼ばれて血圧と体温を計られます。
「オッケーまた待合室で待ってて」と言われ。
30分たち・・・1時間たち・・・
待ち時間の間に、患者さん達の様子を見ていましたが、圧倒的に子連れが多いです。老人ばかりがいる日本の病院とはだいぶ客層が違いました。
1時間すぎた頃、突然カウンターパートが病院の待合室に来ました。
カ「調子どうだい?」
まぎー「よく無いね。前に並んでた患者の問診が終わってからしばらく立つんだけど、俺の番はまだみたい。」
カ「ちょっと待っとれ。」
と、診察室へスタスタスタと入って行くカウンターパート。
カ「※◯%〆Him△・・・・」
何やら話し込んでから出てきて、
カ「こっちこい、見てくれるってよ。」
まぎー「あざぁぁっす!(話つけないと呼ばれないってどゆこと??)」
そうやって長く待った後診察へ。
医者「どんな症状だい?」
まぎー「えっと昨晩からダイアリアで、今朝からストマックエーク。」
医者「なんか食った?」
まぎー「スラムでニャマチョマ。あとエチオピア料理。」
医・カ「ぜってーそれだわ(爆笑)」
まぎー「日本人はお腹弱いから・・・」
カ「いや、あそこは俺でも行かんから。来ていきなり行くのは無理だろw」
医者「食あたりだと思うけど、検査するからラボに行って、これにスツールを入れて。」
まぎー「ん!?スツールってなんだ?」
医者「ほら、君ユーリーンとスツールやるだろ?」
まぎー「ユーリーンはおしっこだから・・・No.2のこと?」
医者「そう。」
ということで、ラボに行って検便。
ラボからその場で500ksh(500円)取られ、再び待合室へ。
20分ほど待っていたら、今度は診察室へ呼んでくれました。
医「アメーバいるな。」
まぎー「アメーバ?どんな?」
医「これ。CYSTS OF E.HISTOLYTICA。」
まぎー「どっかで見たような名前・・・」
医「赤痢アメーバだよ。」
まぎー「!? やばいやつじゃん!」
医者「薬ちゃんと飲めば治るからオッケーオッケー。隣で会計してきな。」
と言うことで、隣で会計(850ksh=840円)したらお薬をくれました。
お薬はタブレット2種類。
OenidazoleとOfloxacinを混ぜたタブレットと、
CYCLOPAMというタブレット。
朝夕の食事後に飲んでねと言われました。
部屋に篭ろう
病院を出ると、カウンターパートから、「今日はもう帰って休みなさい」とのこと。
まぎー「モチロンそうします!」
ということでホテルに帰りたいところですが、出張中でホテル住まいなので、病人食のゲットが難しい。ORSもナイロビに置いてきてるので、スーパーに行きました。
・・・ORS売ってない!
まじか・・・しょうがないからファンタで代用しよう。
ということでファンタを買い、いっぱい振って炭酸を飛ばし、取り敢えずそれで代用しました。
ホテルまで歩くのがかなりきつかったので途中でピキ・・・じゃなくタクシーを捕まえてホテルへ戻り、JICAへ連絡。
まぎー「赤痢アメーバいましたわ。」
医務員さん「あらあら。薬もらった?」
まぎー「はい。。。」
医務「それじゃ飲んどいてね。アフリカ隊員には多いのよー。大したことじゃないから、予定通りに帰ってくるといいから。今日はもう安静にね。」
まぎー「はい!(赤痢がよくかかるレベルとは・・・)」
ということで、赤痢にかかった事以外はスムーズに行きました。
赤痢と言えば、銃創を超えて日本軍の死因第1位だったように思いますし、年間10万人死んでると聞くとびびるのですが、ちゃんと薬を飲んで、水分をとれば大事に至らず治る病気だそうです。
今回の反省
明らかにヤバイものは食べない。好奇心と戦え!
病院ではアグレッシブに行かないと呼んでもらえない
ORSやアセトアミノフェンやロキソニンなんかは常に携行するが吉。
今回は以上です!
もう寝ます・・・